今日は「中秋の名月」☆あらためてふと、秋の月を考えてみました
blogへのご訪問ありがとうございます、量子場師yoshiiyです。
今日は「中秋の名月」ということで、久々に月を愛でてみました。
そしてあらためて、慣習的な十五夜について、そして、そもそも「月」ってなんだ?という、スピ要素含む個人的見解を含めて、触れていきたいと思います〜
十五夜「中秋の名月」とは
旧暦8月15日の十五夜にお月見をする習わしです。
昔の日本では、月の満ち欠けと太陽の動きを基に作られた太陰太陽暦という暦を作り、農業や暮らしに役立てていました。
いまでは秋の風物詩として、月に見立てた月見団子を供え、ススキを飾り、満月を眺めて季節を楽しむこととして定着してるかと。
新暦と旧暦って?
よく旧暦では〜と言いますが、
旧暦とは簡単に平安時代頃には認識されていた暦です。
明治以前に日本人がベースとして使っていた暦になります。
ざっくり触れると
旧暦:月をもとに考える暦法
月の満ち欠け、新月から次の新月までの一ヶ月と考えるのが旧暦のベースの考え方
正確には「太陰太陽歴」と呼ばれている。太陰とは「月」のこと。
新暦:太陽をもとに考える暦法
新暦とは地球が太陽の周りを1周する周期を1年と考え方た暦法。
太陽を基準にすることから太陽暦ともよばれ、正確には太陽暦のなかの「グレゴリオ暦」。
簡単に言うと、暦の捉え方の基準が明治以降「月」から「太陽」に変わった、ということですね~
「中秋」とは
旧暦では7月〜9月の期間を秋として、ちょうど真ん中の日の8月15日を「中秋」と呼んでいました。
そしてその日に見える月を「中秋の月」と呼ぶ満月です。
中秋の名月の別称、「十五夜」のお月さまもこの旧暦の頃のなごりでしょうか。
こちらの呼び方の方が子供の頃から耳にしているので一般的な気がします。
…旧暦では毎月1日は新月でなければなりませんでした。
毎月15日には満月か、ほぼ満月に近く、29日から30日あったようです。
月の満ち欠けの周期は29.5日と言われてます。
旧暦と新暦には1カ月~2か月のズレがあるので、「中秋の名月」は9月だったり10月だったりするんですね^ ^
もともと日本人は「月」を愛でる習慣が縄文時代より続いているようです。
月のもつ神秘性が日本人の精神性、心情に合っていたのでしょう〜
お月見、十五夜の始まり
日本の9世紀中〜後期、平安時代に中国から遣唐使によってもたらされた「望月」という、月を見る催しが平安貴族から始まったようです。
現代のように、実際に月を見上げ鑑賞するというよりは、庭園の川面に映った月を愛でたり、杯に映り消えていく月の姿の儚さを、人生になぞって歌っていたようです…
雅なお遊び、秋の夜の歌会の一つだったのでしょうか^^
十五夜だけがお月見じゃない!十三夜
十五夜が平安時代に中国から伝わり貴族を中心に定着した以降、十三夜は日本オリジナルの風習として定着したようです。
宇治天皇が十五夜の宴以降の旧暦9月13日に行った宴と言われていますね。
そして十三夜も非常に美しいとされ、十三夜もお月見をするようになったそうです。
一般庶民にお月見が浸透したのは江戸時代のようです。
秋に向かい作物が実る時期、
農村を中心に人々が作物の収穫を喜び感謝する祈りとして、お供え物をし、お月見をするようになったようです。
「十五夜」「十三夜」の関係
十五夜、十三夜の2つを「二夜の月:ふたよのつき」と呼びます。
また「中秋の名月」の一ヶ月後に迎える名月というコトで「後の名月:のちのめいげつ」と呼ぶそうです。
どちらか一方のお月見しかしないことを「片見月」と呼び、
「十五夜の月をみたら、十三夜の月も見ないと縁起が良くないよ」と言われたようで、
十五夜のお月見をしたら、必ず十三夜のお月見もしたようです。
今年の十三夜は10月29日
そして「十三夜」というように満月ではなくやや欠けた丸さです。
満月ではなくともあえて名月として鑑賞する…なんだか日本人らしいですね^^
また十五夜の時期に比べ、十三夜の時期は「十三夜に曇りなし」と呼ばれるように、台風などの影響もなく天候も安定し、秋の澄んだ空気の中、とても綺麗な月を見るコトができたようです。
「月」とは
太陽が存在し、月が存在すると。陰陽の関係にあると。
月の存在は地球にとってバランスを保つためにも必要な存在。
そして月の引力は3次元ガイアの女性に良い意味でもそうではない意味でも、非常に影響をあたえてます。
(ガイアと月の関係はまた別の機会に)
…ここで平安時代の中秋の名月の歌会がどのようなものであったのか、
陰陽師のキミに聞いてみましたところ
上流貴族の「お月見」は…
十五夜の前後、数日続く時もあり、それは各人の家々の様相によっても違っていた。
非常に優美な歌会を開き、長い夜、雅楽を愉しむ時もあった、と。
一般貴族は秋の月夜を愛でる、というより、
親しい仲の友人宅を訪れた際に、秋の風情を虫の音とともに家人宅で愉しんだ、
そこへ月があった、と。
笛を奏でる友人もいれば、琵琶を奏でる詩人もいた、と。
わたしは主に聞き役。
時の移ろいを愉しむだけ、と。
ふむ。
今夜は中秋の名月、とても澄んだ空気の中、いま南の空にそれはあります。
今年は十五夜もみたので、後の名月「十三夜」もみようと思います。
たまに、きちんと月を見るのも良いですね。